日本補綴歯科学会誌
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◆シリーズ:補綴装置および歯の延命のために Part 5 -口腔内環境の劣化-
酸蝕症の病態と臨床対応
北迫 勇一
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2015 年 7 巻 2 号 p. 142-147

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抄録

近年,わが国においても多くの酸性飲食物が国民の食生活習慣に取り入れられる様になり,酸蝕症の問題は臨床上無視出来ない状況にある.成人を対象とした疫学調査では, 酸蝕症の罹患状況は26.1%であった.酸蝕症の臨床対応は,審美的または機能的な損害や不快症状等病的症状を伴わず,生理的な症状にとどまる場合には原則予防処置またはモニタリングを行い,高度象牙質露出に伴う冷水痛または咬合痛や,歯の破折を伴う実質欠損を有する場合には,MI修復の観点からコンポジットレジン修復を行う.

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© 2015 社団法人日本補綴歯科学会
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