日本補綴歯科学会誌
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◆企画論文:オベイトポンティックを考える
オベイトポンティック作製のための術前処置
白石 和仁
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2015 年 7 巻 3 号 p. 222-227

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抄録
ブリッジのポンティック部分の満たすべき要件としては,生理的要件・機能的要件に加え,近年では患者側の審美に対する要求が高まり,審美的要件までをある程度満たす必要があり,その方法としてオベイトポンティックが選択されることが多い.しかし,オベイトポンティックを作製するためには何らかの術前処置を必要とすることがほとんどである.すでに欠損である場合一般的に用いられる方法として歯槽堤増大術が挙げられる.また,要抜歯の歯がまだ存在している場合に有効なのは抜歯窩保存術である.今回はオベイトポンティック作製のための術前処置として,歯根膜を利用した非外科的対応から硬組織を含めた回復を図るための新たな術式までを提示する.
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© 2015 社団法人日本補綴歯科学会
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