日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
顎堤吸収が著しい無歯顎患者に下顎インプラントオーバーデンチャーを使用した1症例
向坊 太郎
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2015 年 7 巻 3 号 p. 290-293

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抄録
症例の概要:患者は69歳の男性.下顎義歯の動揺による咀嚼障害を主訴に当科を受診した.口腔内検査では下顎において著しい顎堤吸収を認めた.下顎に2本のインプラントを埋入し,インプラントオーバーデンチャーによる補綴治療を行った.
考察:顎堤吸収が著しく,義歯の維持が困難な症例において,リテンションディスクの交換による維持力の調整,回復が可能なロケーターアバットメントを使用したインプラントオーバーデンチャーの適用は義歯の維持安定ならびに患者のQoLの改善に有効であると考えられる.
結論:本症例では,顎堤吸収が著しい無歯顎患者に対しインプラントを用いて補綴治療を行い良好な予後を得ることができた.
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© 2015 社団法人日本補綴歯科学会
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