日本補綴歯科学会誌
Online ISSN : 1883-6860
Print ISSN : 1883-4426
ISSN-L : 1883-4426
◆企画:第124回学術大会/専門医研修単位認定セミナー「全部床義歯補綴の統一見解」
全部床義歯臨床における咬合に関する統一見解
市川 哲雄矢儀 一智
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 8 巻 1 号 p. 24-30

詳細
抄録
本論文の目的は,松田論文で述べられる二つの問題提起,「咬合採得のポイントは? 垂直的・水平的顎間関係の決定法-ゴシックアーチは必要か?」「義歯に与えるべき咬合は?-何を基準に選択するのか?」について,見解を述べることである.こと全部床義歯の咬合に関しては100年に及ぶ歴史とその学術的蓄積があり,現在も議論されているものの,最近の議論の多くは目標に向かう手段の議論である.しかし,全部床義歯の本質は変わりようなく,その本質的なものを見極めた上で臨床に臨むべきであると考える.
著者関連情報
© 2016 公益社団法人日本補綴歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top