日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
すれ違い咬合に対して可撤性部分床義歯を用いて補綴した症例
成田 達哉
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2016 年 8 巻 3 号 p. 313-316

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抄録

症例の概要:69歳女性.義歯床下粘膜の疼痛を主訴に来院した.残存歯による咬合支持の喪失によりすれ違い咬合を呈していた.暫間義歯にて主訴の改善を図った後に補綴前処置を行い,部分床義歯を用いて機能回復を行った.

考察:本症例では高い剛性の支台装置によってリジッドサポートを獲得し,義歯を製作した.また顎堤粘膜に対する機能印象を行い,義歯の支持を向上させた.このことが治療後の主観的および客観的評価の向上に寄与したと考えられる.

結論:適切な支持と維持によるリジッドサポートを考慮した可撤性部分床義歯の設計は,すれ違い咬合症例に対して有効である.

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© 2016 公益社団法人日本補綴歯科学会
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