2017 年 9 巻 1 号 p. 78-81
症例の概要:40歳の女性,下顎義歯不適合による咀嚼障害を主訴に当科受診.下顎両側第一,第二大臼歯は欠損しており,上顎前歯部では二次う蝕による審美障害を認めた.下顎欠損部に対するインプラント治療を行った後,上顎前歯部の再治療を行った.
考察:補綴処置終了から5年以上が経過した.下顎に埋入されたインプラント周囲骨には,経過観察期間において病的な吸収は認めず,口腔内の清掃状態も良好であった.今後,より長期に渡って良好な予後が得られるよう慎重に経過観察を行っていきたい.
結論:インプラントを用いて咬合支持を回復することで,良好な結果を得ることができた.