日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成14年度日本調理科学会大会
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大分県日田·玖珠地域の食生活、10年間の推移
安部 テル子後藤 和佳子
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p. 57

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抄録

大分県日田·玖珠地域の食生活を1991年と2001年に調査し10年間の食生活の推移を料理、献立、食品の面からたどった。調査項目は買い置き食品の種類、料理の手作りの度合い、主婦の得意とする料理や家族が好む料理、さらに連続2日間の献立の料理名と使用した食品名であった。その結果、買い置き食品として10年間に増加した食品はチーズ、コンソメスープや麺つゆであった。また10年間に手作りが増加した食品はなく、手作りが減り市販品を購入する度合いが増えた食品はまんじゅうなどであった。次に、1991年には得意料理、家族が好む料理としては上位でなかった肉じゃがが、実際の夕食の主菜としては第5位に名前を出していた。しかし、2001年には主菜の第1位となり、食生活の変化の方向性を窺わせた。

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