日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成14年度日本調理科学会大会
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高齢者を含む3世代家庭における食嗜好の比較
豊満 美峰子小川 久惠松本 仲子
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キーワード: 高齢者, 3世代家族, 食嗜好
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p. 59

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抄録

目的高齢者が志向する食事について把握することを目的に、食品·料理の嗜好を調査し、各世代それぞれの嗜好及び世代間の嗜好の異同を比較した。食品の嗜好では、学生は乳製品が上位にきているが祖父母ではあまり好まれていない。祖父母は比較的野菜·イモ類·魚介類を好んでいる。父母ではイモ類·野菜類·魚介などが好まれており、乳製品は中間的な評価であった。学生では乳製品の他、芋·肉·魚介類が好まれていた。魚·鶏肉の皮や脂身、羊肉、セロリなどは3世代に共通して好まれなかった。料理では学生は洋風、祖父母は和風を好む傾向が見られた。食品·料理とも、好まれているものは標準偏差が小さく、嫌われているものは大きく個人差があると推測された。

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© 2002日本調理科学会
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