日本調理科学会大会研究発表要旨集
平成20年度日本調理科学会大会
セッションID: 1E-2
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口頭発表
儀礼食としての正月のとろろ飯(4報)
愛知県知多半島の調査事例を中心にして
*馬場 景子中野 典子
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キーワード: 行事食, 知多半島, 分岐地域
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抄録

 「正月のとろろ飯」習慣を単に郷土食としてではなく、東西文化の分岐の指標と規定できる食習慣であることを今までの調査で明らかにしてきた。さらに「正月のとろろ飯」の東西分岐地域は愛知県知多半島であることを聞き取り調査により推定した。知多半島の市町村の教育委員会の協力を得て、各中学校の父兄および郷土研究会の会員を対象に2006年8月から12月の期間にアンケート調を行った。今回の発表では、アンケート調査の結果をもとに、「正月のとろろ飯」習慣が集中的に現存する知多半島での、当該習慣の推移、伝播経路、とろろ飯に付随する行事食の発生を報告する。
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© 2008日本調理科学会
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