日本調理科学会大会研究発表要旨集
2019年度大会(一社)日本調理科学
セッションID: 2B-4
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口頭発表
関西地区の一般家庭における煮物調理の実態調査
*山﨑 一諒池内 ますみ上中 登紀子奥田 展子澤田 崇子志垣 瞳須谷 和子長尾 綾子花﨑 憲子升井 洋至三浦 さつき水野 千恵山下 英代山本 由美
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キーワード: 煮物, アンケート, 関西地区
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抄録

【目的】近年,食文化の継承,健康,食育等,様々な方面から和食が見直されている一方で,我々の食生活は多様化の一途をたどっている。本研究は,和食の代表的な調理法である煮物に関する実態を継続して調査することにより,経時的な変化の動向を把握して食育や調理教育の方向性を検討し,煮物を中心とした和食の継承と進展に有用な知見を得ることを目的とした。

【方法】2018年度8月-3月,関西地区の一般家庭における調理担当者を対象に留め置き法でアンケート調査を実施した。配布数824に対して,有効回答数は573(有効回答率69.5%)であった。調査項目は,「好きな料理様式」,「よく作る料理」,「食事作りに要する時間」等,調理全般および煮物を「食べる・作る・買う頻度」や,「よく作る煮物」,「使用するだし・調味料」等,煮物調理全般に関するものである。得られた結果は,年齢区分による比較またはこれまでの実施結果との比較を行った。

【結果および考察】好きな料理様式では,全体の64.4%が和風料理を最も好きな料理様式として選択した。30歳代以上では,いずれの年齢区分においても和風料理が約60%以上を占めていたのに対し,10・20歳代では和風料理47.6%,洋風料理44.4%だった。好きな料理,よく作る料理として煮物を選択した割合は,それぞれ24.3%,23.1%であり,いずれも2012年と同程度だった。年齢区分別では,10・20歳代では11.3%,6.8%であったが,70歳以上では53.8%,50.0%であり,年齢区分が上がるにつれて高くなる傾向がみられた。よく作る煮物は,肉じゃが,おでん,かぼちゃの煮物,大根の煮物,魚の煮つけの順であった。

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