赤門マネジメント・レビュー
Online ISSN : 1347-4448
Print ISSN : 1348-5504
ISSN-L : 1347-4448
コンピュータ産業研究会報告
製造業の競争力を高める3Dデジタルものづくり
鳥谷 浩志
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 7 巻 11 号 p. 833-840

詳細
抄録

製造業における勝ち残りには、設計品質の早期作り込みと、現場力を引き出すためのものづくり情報伝達が重要である。設計と製造プロセスの3D化は、3D-CADの導入を起点とし、作成されたデータを全社で活用することで、3D設計の恩恵を全社で享受できるようになる。日本発の3D軽量化技術XVLの導入企業は、その六つのソリューションにより、設計力を向上させ、現場力を引き出すことでものづくりのQCD(Quality、Cost、Delivery)改善に成功している。本稿では、3Dデータを活用することで、日本のものづくり企業がどう変貌を遂げたのか、大容量3Dデータのデザインレビューや工程編集、3D部品表等の各社の成功事例を紹介する。

著者関連情報
© 2008 特定非営利活動法人 グローバルビジネスリサーチセンター
前の記事 次の記事
feedback
Top