自律神経
Online ISSN : 2434-7035
Print ISSN : 0288-9250
シンポジウム7/神経障害と排尿・蓄尿障害~神経因性膀胱をとらえる
中枢神経障害(脳)による神経因性膀胱
山本 達也
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2020 年 57 巻 1 号 p. 44-47

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抄録

排尿反射は脊髄-脳幹-脊髄反射で構成されるが,脳幹より上位に存在する高位排尿中枢による制御を受けるため,脳病変では多彩は下部尿路症状を呈する.下部尿路症状を呈する代表的な神経変性疾患にパーキンソン病があるが,診断・治療に難渋することが少なくない.本シンポジウムではパーキンソン病における下部尿路機能障害診療ガイドラインをもとに概説する.パーキンソン病と鑑別を要する疾患に多系統萎縮症があるが,病初期において特にパーキンソン病と多系統萎縮症は鑑別が困難なことが少なくない.本シンポジウムでは多系統萎縮症における下部尿路障害の特徴,パーキンソン病との鑑別のポイントについても言及する.

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© 2020 日本自律神経学会
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