名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻オミックス医療科学分野
2022 年 59 巻 3 号 p. 272-275
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
近年,神経疾患の発症への腸内細菌の関与について多くの報告がなされている.特に,免疫疾患の代表とされる多発性硬化症と神経変性疾患としてパーキンソン病で多くの報告がなされている.小腸には腸内細菌は乏しく,多くは好気性菌であるが,大腸には100兆個近くの細菌が存在し,その役割は大きく異なっている.本稿ではこの二つの腸内細菌の役割について我々のパーキンソン病研究を含めてレビューする.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら