2020 年 32 巻 p. 1-6
【目的】臨床で簡便に使用可能な下腿回旋可動域計測器を開発し,客観的な判断基準に基づき下腿回旋可動域計測を実施する為に,可動最終域感の判断となる抵抗値を検討することである。
【対象】健常成人10名とした。
【方法】計測器を製作し,抵抗値を1Nずつ増加させながら角度を記録し,角度変化がおこらない時点を最 終域と判断した。抵抗値は,最終的に実測値にモーメントアーム長を乗じた値を用いた。
【結果】下腿内旋角度は20.0±7.8°であり,最終域での抵抗値は3.3~4.0Nmとなった。下腿外旋角度は42.8 ±11.6°であり,最終域での抵抗値は3.0~4.3Nmとなった。
【結語】可動最終域感を判断する抵抗値については,おおよそ4.0Nmが基準となる可能性がある