抄録
イチゴの貫入または圧縮試験において,プランジャーの径および形状の差異が果実硬度の測定値に及ぼす影響を調査した。その結果,測定値はプランジャー径が大きいほど大きく,同じ径では球型に対し円柱型で大きかった。同一品種の果実間では,プランジャーの径を問わず測定値の大小の傾向は一致した。一方,品種間で測定値を比較する場合,球型プランジャーと円盤型プランジャーとでは品種別順位が異なる傾向であった。また,貯蔵日数が異なる果実間で測定値を比較する場合,径が大きいプランジャーほど差異を検出しやすかった。果実硬度測定では同じプランジャーを用いるべきで,用いない場合は径や形状が結果に及ぼす影響を考慮する必要がある。