木更津工業高等専門学校紀要
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計装化シャルピー衝撃試験のための小型試験片形状の検討
大藤 晃義鷹合 徹也広川 悌二郎
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1989 年 22 巻 p. 1-7

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抄録

本研究は計装化シャルピー衝撃試験の試験片の小型化について述べたものである。試験片の靱性に比較し,試験機の容量が小さい場合は試験片が破断しないため,試験片を小型化する必要が生じる。そこで本研究は 5Kgf・m の計装化シャルピー衝撃試験機を用い,試料としては5083アルミニウム合金を使用し, JIS4 号試験片を基準として,種々の断面形状の試験片について実験を行ない,検討した結果,切欠き深さ 2mm,切欠き部厚さ 6mm,試験片幅 8mm の小型試験片が適当であることを述べている。本試験片のエネルギは JIS4 号試験片の約47%のエネルギで破断することを記している。また小型試験片を用いても標準化(ノルマライズ)することにより,標準の4号試験片で行なえば求まるであろうエネルギの算出方法についても論じ,その観点から上記試験片を推奨している。

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© 1989 独立行政法人 国立高等専門学校機構 木更津工業高等専門学校
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