抄録
平成27年度の原子力規制庁委託により実施した大阪府における環境および各種食品中放射能調査結果を報告する。調査は、降水中の全ベータ放射能測定、環境試料(降下物、大気浮遊じん、上水、海水、土壌、 海底土)および各種食品試料中のガンマ線放出核種分析および空間放射線量率(モニタリングポスト)について実施した。
また、平成22年度より行っている福島第1原子力発電所の事故を受けたモニタリングの強化を引き続き行った。さらに、平成28年1月6日に北朝鮮が4回目となる地下核実験を行ったことを受け、当日から1月14日まで原子力規制庁の指示によりモニタリングの強化を行った。