抄録
マタロコ地熱地帯はンガダ郡の郡都パジャワ市の東にあり,東方をエブロボ,北西方をイネリカ,南-南西方をイネリエの各火山に囲まれている. 本地域の地表地質は第三紀-第四紀の火山噴出物を主とする. 火山活動には少なくとも2回の活動期が識別できる.1回目は第三紀のマウンバワ溶岩と緑色凝灰岩からなる基盤で,2回目は第四紀のワトゥマヌ,ロトゲサおよび円錐火山群を特徴とする火山岩類で ある. 浅部井MTL-1,MT-1およびMT-2の坑井地質によれば,MT-1およびMT-2の層序はほぼ一致するが,MTL-1はデイサイト質の火山灰を特徴とする. 全体として,マタロコ地熱地帯の地下地質は,第四紀のデイサイト質火山灰と,火砕岩類および普通角閃石安山岩を挟む輝石安山岩からなる.(要旨翻訳:水垣桂子(地圏資源環境研究部門))