キャリア・カウンセリング研究
Online ISSN : 2436-4088
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対人過敏傾向・自己優先志向と, サーバント・リーダーシップおよび苦手意識との関連
従業員300名以上の会社の管理職を対象にした調査
坂本 真士鈴木 雄大佐久 浩子村中 昌紀
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2024 年 25 巻 2 号 p. 55-65

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抄録
本研究では,新タイプ抑うつの素因とされる対人過敏傾向(IS)・自己優先志向(PS)は,対人苦手意識に 正の影響を与えており,この影響の一部はサーバント・リーダーシップ(SLS)によって媒介されるという 仮説を,相関分析と媒介分析を用いて検証した。この仮説を検証するため,従業員 300 名以上の会社に勤め る管理職社員男女各100 名(平均年齢49.32 歳,SD = 7.33 歳:範囲28-59 歳)を対象に,インターネットを用 いて質問紙調査を行った。その結果,女性管理職社員においては,IS とPSの合計点は,SLS得点との間に 有意な相関がなく,上記の仮説を検証できなかった。一方,男性管理職社員では,相関分析と媒介分析の結 果,IS とPSの合計点,SLS得点,対人苦手意識得点との間に仮説通りの結果が得られた。仮説が男性管理 職社員には当てはまり,女性管理職社員には当てはまらなかったことについて考察された。
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© 2024 日本キャリア・カウンセリング学会
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