抄録
都市計画上で注目される密集住宅市街地の問題では,防災面だけでなく住環境面での問題も派生する。このような地域を対象に整備を推し進めていくためには,まず,広域から建物群の密集状態を定量的に分析し,計画実施地域を誘導することが重要となる。本研究では,建物密集度を分析する上で,従来の平面的な情報からの特徴量に加え,建物高さ情報を用いた新たな特徴量を定義し,これまでに提案された街区単位での広域分析手法に導入した。閾値による分類結果から,建物高さ情報を導入することによって,建替促進ゾーンの抽出精度が向上するとともに,地域特性がより詳細に区分されていることを確認した。