環境情報科学論文集
Vol.22(第22回環境情報科学学術研究論文発表会)
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温泉街の物理的構成要素からみた街路空間の空間構成に関する研究
―群馬県伊香保温泉を事例とした温泉街のまちづくり
宮崎 均山田 桐子高橋 啓太
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p. 375-380

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抄録
現代の日本の街路用途は車社会化に伴った通過交通が主流であり,コミュニティ形成のための機能を失いつつある中,温泉街は良好な地域間交流が存在しているまちのひとつである。しかし,高度成長期に行った無秩序な開発により衰退しており,再生・活性が望まれている。そこで群馬県伊香保温泉を事例として,温泉街の街路空間を構成している物理的要素,特に街路と建物に着目し,温泉街の空間構成について分析・考察を行った。その結果,温泉街の空間構成には統一性を与えている物理的要素が複数あり,その割合には収束域が存在することが明らかとなった。さらに街路空間ごとの特色も確立しており,相互に重なり合っていることが明らかとなった。
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© {2008}(社)環境情報科学センター
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