環境情報科学論文集
Vol.31(第31回環境情報科学学術研究論文発表会)
会議情報

研究論文
社会・経済条件を考慮したエコツーリズム推進自治体の特徴抽出
海宝 慎太郎阿部 直也
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 65-70

詳細
抄録

本研究は日本において実施されている多様なエコツーリズム推進自治体について,人口構成・産業などの地域の社会・経済条件を考慮して,エコツーリズムを推進する自治体の特徴を抽出し,同ツーリズムの今後の推進に資する知見を得ることを目的とした。その結果,現在日本に展開する多様なエコツーリズムについて包括的な理解が可能となり,エコツーリズム推進自治体は4つの類型に分けられ,各類型の地域統計から3つの異なるエコツーリズムが推進されていることを推定した。その上で本研究は,3種類のエコツーリズムを「希少自然リゾート型」「都市部日帰り型」「アクティブ小旅行型」と名付け,同ツーリズムの今後の推進を検討している自治体に対する指針を実証的に提供した。

著者関連情報
© 2017 (一社)環境情報科学センター
前の記事 次の記事
feedback
Top