抄録
本研究は,指定喫煙所からはみ出して喫煙する「はみ出し喫煙」が行われやすい喫煙所の特徴について分析したものである。首都圏29 か所の指定喫煙所を対象に現地調査を行い,はみ出し喫煙率を喫煙所内密度で除した「はみ出し度」を被説明変数として回帰分析を行った。その結果,喫煙所内部の灰皿当たりの喫煙所面積,喫煙所内の煙の滞留のしやすさに加えて,喫煙所周辺の座具の有無と歩行者からの死角となる面積が大きいほどはみ出し喫煙が行われやすく,出入口部の開口率が最も影響力が大きいこと,喫煙所周辺の歩行者数は負に影響を与えていることなどを明らかにした。