環境情報科学論文集
Vol.35(2021年度 環境情報科学研究発表大会)
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研究論文
共感的ネット利用がレジリエンスへ及ぼす影響の縦断研究
鎌田 正行坂部 創一
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p. 13-18

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抄録

共感的ネット利用が多い学生ほど,レジリエンスが高い傾向を示すとの仮説を設定した。共感力やネット依存症傾向とSNS 疲れの要素も含めて大学生を対象に縦断調査を行い,共分散構造分析によって分析した結果,仮説は検証された。このことから,情報化社会におけるレジリエンスの向上策として,ネット依存症傾向やSNS 疲れのような過剰依存にならない適度の共感的ネット利用の有効性が示唆された。

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© 2021 (社)環境情報科学センター
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