「木の駅」活動と地域通貨事業によるアウトプット(進渉度、OP)を整理し、アウトカム(社会や人々の意識変化効果、OC)として環境・社会価値構造をモデル化して、2地区で比較する。まず、資源と経済のフロー図を作成し、OP を整理した。次にパス分析により、短期OC「個人の効果」、「地域環境の効果」、「地域通貨の効果」から産み出される長期OC「地域社会への効果」への2地区での共通なモデルを、「木の駅」メンバ、地域通貨取扱店舗それぞれについてのアンケート調査から作成し、比較した。「木の駅」メンバにおける長期OC への地域通貨の影響は、地域区分に応じて異なることが示唆された。