抄録
ポーラスコンクリート(POC)にゼオライトを混入し、さらに光触媒酸化チタンを混入あるいは塗布することにより、大気中の窒素酸化物(NOx)などの汚染物質を除去できることが既往の研究より明らかとなっている。本研究では、骨材にぼらを使用したPOCのNOx除去性能に及ぼすペーストの厚さおよび水セメント比の影響について検討した。その結果、水セメント比が35%のときにPOCのNOx除去速度が最大値をとること、NOガスはペースト膜を透過し粗骨材の表面および内部に到達すると考えられること、また、骨材を被覆するペースト厚さが小さいほど、POCのNOx除去効果が向上することが示された。