本研究は、モノカーボネート配合量および養生温度の違いがエトリンガイトおよびソーマサイトの生成に及ぼす影響を把握することを目的とした。純合成したモノカーボネートに対してソーマサイト生成に必要な材料を配合し、反応懸濁液として水和させて、エトリンガイトおよびソーマサイト生成挙動の検討を行った。その結果、ソーマサイトの安定生成条件から外れるモノカーボネートを多量に配合した場合、および高温で養生した場合には、エトリンガイト生成量が増加することが実験的に示された。上記のエトリンガイト生成には、CHの溶解および、試料中でのC-A-S-Hの形成が大きな影響を及ぼしているものと考えられた。