2019 年 73 巻 1 号 p. 394-400
廃棄物指標があらゆる産業において適用可能であることを示すために、セメント産業、鉄鋼産業および製紙産業の指標値を算出し、日本版被害算定型影響評価手法(LIME2)による評価結果と比較した。また、廃棄物の資源化の難易度として用いるリサイクル率の定義の相違が指標値に及ぼす影響を考察した。この結果、再生利用量と最終処分量の和に対する再生利用量の割合をリサイクル率と定義した指標の評価結果は、LIME2による評価結果との相関性が確認できた。さらに、リサイクル率の当初の意図を反映しており、最も妥当であると判断した。また、その評価結果はセメント産業が最も高く、廃棄物活用による環境への貢献度の高さが相対的に示された。