2019 年 73 巻 1 号 p. 413-420
福島第一原子力発電所の廃止措置に向けて放射性廃棄物の処分が課題となっている。セシウム吸着ゼオライトは放射性汚染水の処理の過程において発生する二次廃棄物であり、その処分方法の確立が急務となっている。本研究ではセメント固化技術の実現性評価に資することを目的とし、ゼオライトを混合したセメント固化体の減容効率と強度特性について検討を行った。その結果、セメント固化体は低レベル放射性廃棄物の廃棄体に要求される圧縮強度を確保した。また、固化体の体積の半分をゼオライトが占める配合では、崩壊熱による発熱を模擬した環境においても要求されるフレッシュ性状と圧縮強度を十分に有することが確認された。