基材セメントとして普通ポルトランドセメント(N)と高C3Sセメント(H)を用いて、FAの置換率を18と30%としたフライアッシュ(FA)セメントの養生温度30℃での水和反応についてLSP添加の影響も含め検討を加えた。Hを用いたFAセメントの初期水和の熱量は、FAの置換率が18mass%でもNセメントと同等以上の値を示した。LSPを添加した場合は基材セメントに関係なく、エトリンガイト(AFt)とモノカーボネート(Mc)が生成した。材齢7日と91日の各種FAセメント中のC3SとC2Sの反応率はFAセメントの種類に関係なく、ほぼ同等で、反応量としては含有量が影響した。また、30℃養生では、基材セメントとしてHを用いた方が、Nの場合より長期でのFAの反応率が顕著に増加した。