2025 年 78 巻 1 号 p. 95-102
普通ポルトランドセメントに高炉スラグ微粉末(BFS)を多量に混合したセメントを炭酸化養生するにあたり、CO2固定型混和材(CFA)を混合することで、CO2固定量の増大や強度増進が望めると考えた。また、セメントペーストの炭酸化反応速度は、炭酸化養生時の相対湿度の影響を大きく受けることが報告されている。本研究では、炭酸化を受けたBFS高含有セメントの硬化体組織に及ぼすCFAおよび相対湿度の影響を検討した。その結果、BFS高含有セメント硬化体の炭酸化によるセメント鉱物や水和物の炭酸化反応量は相対湿度が増加するほど大きくなった。また、CFAを混合することで、CFAの主成分であるγ-C2Sの炭酸化反応により、CO2固定量が大幅に増加した。