茶業研究報告
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軽トラックに積載できる軽量茶園管理機の開発
中村 典義野村 幸代平野 剛史山口 史子荒木 慎介亀井 政嗣野中 一弥高木 智成釘本 和仁德重 憲治東島 敏彦
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2019 年 2019 巻 128 号 p. 9-21

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抄録

山間部の茶園地帯の道路の多くは,軽トラックしか通行できないほど狭い。そのため乗用型管理機を茶園に搬入して利用することができない。そこで,軽トラックで運べ,傾斜地茶園でも安全に一人で作業ができる軽量茶園管理機を開発した。開発機は,うね幅1,600~1,800 mm,傾斜角度15°以下,横うねの茶園で作業ができる。開発機を使用するための茶園には,1) 機械移動側に2m幅の通路,2) 刃反転側に0.5 mの通路,3) 軽トラックの荷台側面に縦2m×横3mの昇降場所が必要である。対照機と比較して,開発機は,1) 作業人員の削減,2) 延べ作業時間の短縮,3) 作業負荷の軽減,4) 平坦地茶園における作業精度の向上,5) 労働費の削減ができる。開発機と対照機の差は,収量では判然とせず,荒茶品質はほぼ同等であった。

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© 2019 日本茶業学会
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