2021 年 2021 巻 132 号 p. 15-24
静岡県における茶栽培への気候変動影響を明らかにすることを目的として,気象観測値と作況調査園の一番茶の生育・収量データを用いて統計解析を行い,一番茶摘採期の回帰式を作成した。次に,一番茶摘採期の回帰式と気候シナリオデータを用いて,静岡県の一番茶摘採期を予測し,別途作成した静岡県の茶園位置図に重ね合わせた。RCP2.6では,21世紀末における摘採期は現在よりも3~7日間程度早まる結果となった。一方,RCP8.5では,21世紀末に現在よりも10日間以上早まる結果となった。