茶業研究報告
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茶葉中のフッ素の存在形態
後藤 哲久堀江 秀樹向井 俊博池ヶ谷 賢次郎
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1992 年 1992 巻 75 号 p. 19-22

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抄録

茶葉中のフッ素の量をイオンクロマトグラフ法で測定した。鹿児島県産の煎茶では100ppm前後,番茶で含有量の多いもので350ppm程であった。
溶媒抽出の結果,茶葉中のフッ素は,イオン性のものがほとんどであり,一部アルミニウムと結合したものも含まれるが,有機化合物の状態のフッ素は検出されなかった。

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© 日本茶業技術協会
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