抄録
本研究では,免疫反応に茶が与える影響を解明するために,T細胞のサイトカイン産生に着目した。PMA/A23187刺激によってそれぞれIFN-γとIL-4を産生するヒトT細胞様株であるJKT-beta-delとCCRF-CEMを選抜し,これらが産生するサイトカインに茶抽出物及び茶成分(カテキン類とフラボノール類)が与える影響を検討した。その結果,茶成分及び茶抽出物が細胞のサイトカイン産生に影響を与えないことから,培養T細胞様株を用いた本実験系では,茶成分がT細胞のサイトカイン産生に影響を及ぼさないことが示された。