日本畜産学会報
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一般論文(原著)
日本の養豚場におけるPRRS(豚繁殖・呼吸障害症候群)の浸潤状況と生産成績との関連の調査
石関 紗代子石川 弘道足立 吉數山崎 尚則山根 逸郎
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2014 年 85 巻 2 号 p. 171-177

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抄録
92養豚場の2010年の生産成績,豚繁殖・呼吸障害症候群(porcine reproductive and respiratory syndrome: PRRS)ウイルス(PRRSV)有無,立地条件を解析した.PRRSV陽性農場の割合は82.6%(76/92)で,陽性群は陰性群に比べ離乳後死亡率が有意に高く(陽性6.1%,陰性3.9%:P <0.01),平均1日増体重が有意に低かった(陽性585.1 g,陰性638.8 g:P<0.01).PRRSV有無に関するロジスティック回帰分析より,PRRSV陽性割合は周辺3 kmに他養豚場がある農場で有意に高く(オッズ比=4.09,95%信頼区間=1.07,15.70),関東地域で東北以北地域より有意に高かった(オッズ比=41.80,95%信頼区間=4.80,363.0).PRRSV保有は所在地や近隣農場の存在と関連しており,地域でのPRRS対策が重要と考えられた.
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© 2014 公益社団法人 日本畜産学会
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