日本畜産学会報
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一般論文(原著)
ブタの雌系品種において乳頭数を指標とした生存産子数の改良に関する検討
今田 彩音小川 伸一郎木全 誠石井 和雄上本 吉伸佐藤 正寛
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2019 年 90 巻 3 号 p. 207-212

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抄録

乳頭数を選抜指標としたブタの生存産子数における改良の可能性を検討するため,雌系純粋種豚の乳頭数および生存産子数における遺伝的パラメーターを推定した.ランドレース種および大ヨークシャー種における正常乳頭数の記録(それぞれ20,405頭および17,738頭),生存産子数の記録(64,810件および51,798件)および血統記録(79,224頭および68,615頭)を用いた.正常乳頭数には通常のアニマルモデル,また生存産子数には反復率アニマルモデルを用いた.正常乳頭数の遺伝率および生存産子数との遺伝相関は,ランドレース種でそれぞれ0.24および0.01,大ヨークシャー種で0.30および-0.24と推定された.以上の結果より,両品種において乳頭数と生存産子数との遺伝的関連性は低く,乳頭数を選抜指標とした生存産子数の改良の可能性は限定的であることが示唆された.

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