理学療法学Supplement
Vol.30 Suppl. No.2 (第38回日本理学療法学術大会 抄録集)
セッションID: QP795
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調査・統計
川崎市の介護保険で供給されている車いすの状況について
*萩原 利昌石橋 広子高塚 博
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抄録
1 はじめに 介護保険制度が始まり,新たに車いす等の福祉用具貸与が制度化されることとなり,レンタルによる多様な既製品車いすが提供されることとなったが,初期の段階での状況を把握する目的で調査を行ったので結果を報告する。2 概要 調査の対象地域とした神奈川県川崎市は,人口128万人(平成14年7月1日現在)の政令指定都市で,東京都と横浜市の間に位置している。 高齢化率は13.3%(平成14年10月1日)と,全国平均の18.5%より,やや下まわっている。 対象は,川崎市をサービス提供エリアとしている介護保険指定事業者で,車いすの貸与を行っている全事業者(99事業者)とし,回答が得られた事業者数は56事業者(57%)であった。 方法は郵送による質問紙法とし,あわせて貸与している車いすのリストの提供を求めた。 調査時期は,平成13年7月であった。3 結果 提供されていた車いすは,1681品目であった。事業者によっては,別々にカタログに紹介されているものでも,たどっていくと共通のカタログから転載されているものもあり,種類としては重複しているものも含まれていた。 座幅は,最大46cm,最小35.5cmであった。旧車いすJIS規格による大(座幅42),中(座幅40),小(座幅38)で分類すると,大が196品目,中が1047品目,小が130品目であり,この3種類の合計は,全体の82%をしめた。 種類は,普通型が899品目,手押し型が622品目,リクライニング普通型31品目,リクライニング手押し型127品目であった。 負担月額は,最高1500円,最低400円であり,最も多かったのは800円で,1269品目(全体の75%)であった。4 考察 座幅40cmが圧倒的に多く,上限42cm,下限38cmをこえると極端に選択肢が低下する可能性が高い。今回の調査は,利用者に適切な車いすを提供するための資料を得るため実施された。川崎市において,現状で利用者が選択できる,その他の項目や付属品等についての詳細は,発表の場で報告したい。
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© 2003 by the Sience Technology Information Society of Japan
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