抄録
住民主体の地域づくりは、数年で活動が停滞する場合が少なくなく、一般に手探りで進められている。活動はほぼ同じ構成員により継続されていくため、継続要因を考えるにあたり、相互の関係を踏まえた解釈が必要である。本研究では、継続要因から活動のポイントを抽出し、福井県大野市の地域づくり団体を対象に、活動が継続に及ぼす影響についてアンケート調査を実施した。次に、調査結果を団体の発展段階に分け、パス解析を用い活動のポイントを体系的に整理した。結果、地域づくり団体が位置する発展段階を確認でき、課題の原因や今後の活動への影響の把握、活動の停滞要因の推測、あるいは停滞要因の解消に貢献できるプロセス図を作成できた。