日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第5回大会
セッションID: p2-017
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ポスター発表
表情画像が位置弁別課題に及ぼす影響
*高木 幸子井出野 尚
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キーワード: 表情, 感情, 位置弁別課題
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抄録
本研究では,表情写真を呈示することによる位置弁別課題への影響を検討することを目的とした.これまでの研究において,先行提示した表情動画の感情種(neutral/positive/negative)がエモーショナル・ストループ刺激および数字ストループへの反応時間に影響を与えること,特に先行提示される表情が恐怖の場合には反応時間が早くなることが明らかとなった(?木&井出野,2005,2006).今回の実験では上記の先行研究を踏まえて,表情の感情種を増やした上(中立、喜び、怒り、恐怖)で,表情の感情種が位置弁別課題に与える影響を検討した.また近年,表情の注意喚起への影響と特性不安,能動的注意とワーキングメモリの関連,さらにはSOAとの関連を検討する研究も数多く行なわれていることから,被験者のリーディングスパンテストと状態不安尺度を測定し,SOAを変化させて検討を行った.
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© 2007 日本認知心理学会
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