日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第5回大会
セッションID: p2-029
会議情報

ポスター発表
表情のカテゴリ判断における文脈効果の検討
*高畠 かほる伊東 裕司
著者情報
キーワード: 表情 , 表情強度, 文脈効果
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では、1)表情のカテゴリ判断において文脈効果が見られるか否か、見られるならば2)表情強度の高低と文脈効果との間に交互作用が見られるか否か、3)文脈から推測される感情と表情の一致・不一致で文脈効果に違いが見られるか否かを検討した。表情刺激として真顔、強度の異なる笑顔・怒り顔を、文脈刺激としては表出者の置かれている状況を描写した状況文を用いた。その結果、1)文脈効果は笑顔では強度の低い刺激においてのみ、怒り顔では強度に関わらず見られた。2)笑顔においてのみ強度の高低によって文脈の影響が異なった。3)笑顔では文脈あり条件での反応時間が、文脈なし条件での反応時間よりも長く、怒り顔では不一致条件での反応時間が他の条件よりも長いことが示された。笑顔は顔面の形態が、怒り顔は表出者の情動状態が優位な判断材料として用いられていることを示すものと考えられる。
著者関連情報
© 2007 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top