日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第9回大会
セッションID: O7-2
会議情報

口頭発表7(動作・行為)
エレベータ開閉ボタンの押し間違いに関わる認知的要因の検討
*高橋 知世大塚 幸生服部 陽介北神 慎司
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
これまで,エレベータ開閉ボタンの押し間違いという問題の解決を目的とした研究では,主に,開閉ボタンに用いられているピクトグラム(マーク)のデザイン面に焦点が当てられてきた.しかしながら,押し間違いの原因は,デザイン面のみならず,それを認知する人間側にもあると考えられる.そこで,本研究では,注意研究の基礎的なパラダイムを援用することによって,タイムプレッシャーおよび視点移動という認知的要因が,エレベータ開閉ボタンの押し間違いにどのような影響を及ぼすかを検討した.その結果,マークを単独呈示した実験1,対呈示した実験2のいずれにおいても,視点移動の影響が最も大きく,逆に,タイムプレッシャーの影響は最も小さいことが分かった.これらの結果から,押し間違いというエラーを低減するためには,たとえば,開閉ボタンの配置上の工夫として,視点移動が最小限ですむように配慮すればよいということが考えられる.
著者関連情報
© 2011 日本認知心理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top