日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第21回大会
セッションID: P_B04
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ポスター(思考・言語・注意)
時間的展望と新しい趣味活動への意欲
ラインテストを用いた加齢変化と個人差の検討
*原田 悦子本田 海劉 文娟安久 絵里子
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抄録
Carstensenら(1999)の提唱する社会情動的選択理論は,加齢に伴う認知的活動の変化に感情・動機づけ的な基盤を与える新たな視点をもたらし,さまざまな研究の展開に寄与している.しかし主要な要因としての時間的展望の長さについては,異なる年齢群で統一的な測度として計測可能な一般的方法がいまだ明確ではなく,個人差を含めた認知的加齢研究の実践に資することを困難にしている.本研究は,高齢者と大学生を対象とした「趣味・余暇活動に関する質問紙調査」の中でラインテストを実施し,そこで計測された時間的展望の長さについての検討,ならびにその長さと主体的活動としての「今後,新たな趣味・余暇活動を行うことへの意欲」との関係性を検討し,報告する.
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© 2023 日本認知心理学会
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