主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 681-687
国際海運における温室効果ガス排出ネットゼロのために,技術的手法と経済的手法を組み合わせて実行する方針が支持を集めているが,経済的手法は市場原理を通して利害関係者の行動を間接的に規制するものであり,その影響のシミュレートが容易ではないという課題がある.そこで本研究では,IMOに提案されている諸規制と船会社の意思決定を模擬するエージェントをモデル化することでマルチエージェントシミュレータを開発し,技術的手法と経済的手法が国際海運の環境と経済,収支に与える影響を定量的に評価・比較することを目的とする.シミュレーション結果からは,課金のみの制度よりも課金と還付を両方行う規制の方が代替燃料船を早期に導入するFirst Moverをより支援できる可能性が示唆された.