主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 501-507
液化ガス運搬船の構造設計に用いるソルバの選択や使用に関する方針決めに資することを目的とし,代表的な2つの線形構造解析ソルバAltair OptiStructとMSC Nastranを用いて接触・摩擦解析を行った.両ソルバの機能や得られる結果を比較し,整理を行った.静定問題である,矩形物体の滑り解析では両ソルバに目立った違いは表れなかった.一方,実際の液化ガス運搬船を模した解析では,タンクサポート部の接触力(垂直力)は殆ど一致したが,摩擦力(接線力)は2, 3割程度Nastranの方が大きい結果となった.この結果に対して簡易モデルを交えて考察したところ,不静定問題ではバイリニアクーロン摩擦モデルのstick領域の滑り剛性が摩擦力に影響することが判明した.したがって,両ソルバの摩擦力の差は,滑り剛性の値がNastranの方が高いことが原因と考えられる.