日本調理科学会誌
Online ISSN : 2186-5787
Print ISSN : 1341-1535
ISSN-L : 1341-1535
報文
衛生ボーロの性状に及ぼす粒径の異なるジャガイモデンプンの影響
菊田 千景村田 智美八畠 愛岩城 啓子川西(朝岡) 正子杉本 温美
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 44 巻 2 号 p. 114-121

詳細
抄録
原料となるジャガイモデンプンと3種類の分級デンプンを用いて衛生ボーロを焼成し,ジャガイモデンプンの粒径が衛生ボーロの性状に及ぼす影響を検討した。
官能評価の評点法における総合評価ならびに順位法の評価は,原料デンプン>大粒子デンプン>小粒子デンプン>微粒子デンプンの順となった。原料デンプンが最も好まれたのは,デンプンが糊化しやすくて糊化度が高いために衛生ボーロの清涼感や口溶けが良くなったためで,これは原料デンプンの75%を占める大粒子デンプンの影響が強いと考えられる。さらに残りの25%を占める小粒子デンプンおよび微粒子デンプンの存在が,衛生ボーロの構造を不均一にし,破断時の壊れやすさや食感の軽さ,口ざわりのよさをもたらしたと考えられる。
著者関連情報
© 2011 一般社団法人日本調理科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top