ホワイトソルガムはグルテンを含まず,味も香りもないため,食物アレルギーの人々が小麦の代わりに菓子や料理の材料として,適用することが予想される。
本研究では,ホワイトソルガム粉が小麦粉の代わりとして,広い年代において好まれる調理の提案や,ホワイトソルガム粉と小麦粉間での品質等も比較する。
初めに,微視的観察により小麦粉とホワイトソルガム粉の糊化特性を観察した。
次に,ドーナッツやクレープの生地,フライ衣のドウやバッターを用意し,機器測定や官能評価等を実施した。
ホワイトソルガム粉によるフライ衣は低カロリー食品としてみなされ,食感が軽く,フライ衣だけでなく,クレープ生地としてもふさわしいという知見が得られた。