日本調理科学会誌
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ゼラチン溶液のゲル化に及ぼす要因
糖及びアルコール添加の影響
永塚 規衣, 大野 隆司, 大川 祐輔, 河村 フジ子, 長尾 慶子
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2003 年 36 巻 4 号 p. 364-370

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抄録
ゼラチン溶液に糖及びアルコールを添加した場合のゲル化機構を動粘度モニタリングシステム,旋光度,動的粘弾性,レオメーターの測定により検討した結果を以下にまとめた.
1)糖及びアルコールの添加はアルカリ処理低温抽出ゼラチンのゾル-ゲル変換に影響を及ぼした.糖添加によりゲル化開始時間は短く,ゲル化が完了した時間は長く,ゲル化温度は高くなった.一方,エタノール20%添加ではゲル化開始時間,ゲル化時間は長く,ゲル化温度を低下させた.
2)本試料ゼラチンのゲル化では,粘性率の増加から始まり,続いて弾性率の増加が起こり,最後に旋光度という順で変化が起きていた.
3)ソルビトール添加はゼラチン分子のヘリックス形成に有効であり,弾性率も上昇し,硬いゲルを形成したが,高濃度のエタノール添加はゼラチンのヘリックス形成に抑制的に働き,弾性率も低下し,破断波形において延性を増した.
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