臨床リウマチ
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原著
関節リウマチにおけるアダリムマブ効果減弱・不応例に対するMTX増量の安全性,有効性の検討
三橋 尚志万波 健二
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2013 年 25 巻 2 号 p. 113-118

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抄録
目的:メトトレキサート(MTX)とアダリムマブ(ADA)の併用療法におけるMTX増量の有用性について検討した.
対象および方法:MTXとADAの併用療法を行っていた関節リウマチ(RA)患者において効果減弱(二次無効)あるいは効果不十分(一次無効)を認めてMTXを増量した17例(男1例,女16例,平均年齢59.7歳)の臨床経過をDAS28CRP,SDAI等を用いて評価した.
結果:MTXの平均投与量は増量前6.1mg/週で,最終評価時は9.4mg/週であった.17例の内訳は一次無効4例,二次無効13例で,MTX増量後,15例は寛解を達成したが2例(ともに二次無効例)はMTX増量にても効果が回復せずADA投与を中止した.17例において有害事象は1例も認めず,増量前に発現していた注射時反応2例は増量後に改善していた.二次無効13例において11例(84.6%)で効果の回復を認めた.
結論:ADA効果不十分あるいは二次無効時のMTX増量は有用性が高いと考えられた.
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© 2013 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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