臨床リウマチ
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特集 リウマチ看護の進歩
関節リウマチ患者の周術期看護
小橋 靖子堀田 昌宏西田 圭一郎
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2025 年 37 巻 1 号 p. 33-39

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抄録

 近年の関節リウマチ(RA)に対する薬物治療の発展に伴い,RAの手術は減少してきているという報告がある.また,人工関節の手術にかわって,手関節・手指や足趾といった小関節の手術が増加してきているとの報告もある. 術式も関節非温存手術から,関節温存手術へのシフトや人工足関節置換術・人工手関節置換術等高い専門性を要する手術も増加してきており,一定の医師のもとに患者が集約される場合も少なくない.近年では,b/tsDMARDs使用下での手術が増加してきており,寛解であっても,限局した部位の手術を希望する患者も少なくない.また,少なからず,Difficult-to-treat rheumatoid arthritis(D2T RA)も存在し,関節破壊に対して外科治療の果たす役割もまだまだ多いと言える.

 従って,整形外科看護師としてRA患者が使用している薬物の特徴を熟知したうえで,患者が安心して安全に手術が受けられるように,薬物管理と患者説明を行っていく必要がある.また,日々進歩していくRA手術に対して術後の生活上の注意点について,医師やセラピストから情報を得て患者指導を行っていく必要もある.周術期においてRAのトータルマネジメントを行っていくうえで整形外科看護師の果たす役割は大きい.

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© 2025 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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